2015年11月6日金曜日

高松塚古墳の修理公開に行ってきました。

古墳の壁画修理の公開イベントです!!!


高松塚古墳ってなんだよって人はアレです、日本史にある女子群像が有名なやつですよ。
事前ガイダンス→見学という順で見てきました。

ガイダンスはこの古墳はいつに作られた古墳で~、いつに壁画が見つかって有名になって~
いつから修理を始めて~という感じの説明です。

古墳の発掘調査は1972年に開始され、極彩色の壁画が見つかり、あれよあれよと史跡に指定されていきました。
最初見つかった時は盗掘の跡があったものの、銅鏡などがあり、壁画の保存状態もよかったそうです。

外と3重の扉で遮断して、空気の流れもコントロールしていたものの、外から虫が入ってしまい
その虫が壁画のところで死んで、虫からカビが生えて、カビの生えた虫にダニが来て
カビまみれになったダニが壁画をうろうろしたせいで、状態が悪くなり、今の状態になって修理しているそうです。

ちなみに修理が完了しても、またカビにやられたりしたら大変なのでしばらくは施設内に置いとくそうです。

それで見学へ。あっガイダンスも込みで撮影禁止だったので文章オンリーです。
行ったのは休日の火曜だったので、作業はしていませんでした。

んで見た感想はですね、意外と壁画が小さかったことです。
B4のレポート用紙を横にして縦へ二枚並べた感じの大きさでした。

あと割りと綺麗。修理の工程は10年かけてする中、もう7年目なのでそりゃ綺麗でした。


気になったことを何個か質問。
Q、壁画の欠けているところに新しく着色しないの?
A、着色などの手を加えることはしないですね。

Q、どうやって修理しているの?(修理というか壁画に付いたカビなんですけどね)
A、最初は綿棒やピンセットなので取り除いていました。それでは目に見えるものだけで、小さなものは取れないので紫外線殺菌などを行っています。
塩酸などで殺菌する方法もありますが、壁画を傷ませないために先ほどのやり方で治しています。

Q、いま修理はどれくらい進んでいるの?
A、この修理工程は10年間を予定していて、今は7年目に入っています。だいたい70%くらいでしょうか
見た感じでは綺麗に見えますがまだ見えないモノがあるので、残り3年で追い込んでいかないといけません(汗)



初めて古墳の壁画なんて見ましたが、やっぱり教科書なんて見るより生で見たほうが面白いです。
見学の時間が人を割くためなのか、10分しかなかったのがちょっと悲しいです(せめて15分・・。)

また歴史系の見学や公開があったら行きたいです。

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